アディクション・家族のためのカウンセリングルーム

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相談室の特徴

私たちのめざすもの~室長あいさつに代えて

当相談室は1992年、精神科病院や既存の支援機関が対象としないような嗜癖問題や対人関係問題を抱える当事者、メンタルヘルスの問題を持つ人や様々な問題を持つ当事者を心配している“家族”に対し、継続した専門相談やリハビリテーションを提供できる場所を目指し、開設されました。当時ソーシャルワーカーや心理療法家の独立実践はまだ少なく、特にソーシャルワーカーの開業はさきがけ的な存在でした。以来、既存の施策枠から自由な立場で、医療機関や支援機関と連携しながら、アディクション問題から始まり、ひきこもり、家族関係における暴力の問題、ギャンブル・ネット依存、PTSD、DV被害加害や性嗜癖、勤労者うつ病と、変遷する時代のニーズにいち早く対応・相談をしてまいりました。また、創立20年を超え、カウンセリングを卒業していった人たちが、再度必要に応じてその時のこころの課題を見つめ、一息つくために訪れる港のような場所として機能しようと目指しております。

私たちのカウンセリング実践は、精神医学ソーシャルワークという、課題を個人の内面的な側面だけでなく社会的な文脈からとらえ、精神医学・精神保健福祉の知識を活用して解決を目指す援助技術をバックグラウンドとしています。その上で、アディクション問題についてのアプローチで効果を挙げてきた、家族療法・認知行動療法・ナラティブアプローチ・来談者中心アプローチ、SST、PTSDへの統合的アプローチなどの技法を修め、問題に応じて提供してまいりました。

相談室の来談者の経路はご利用者や自助グル―プからの紹介が比較的多く、次いで行政からの紹介、医療や福祉機関からの紹介、インターネットによるアクセスとなっています。ご利用者や関係者から支持されている相談室であることを誇りに思うとともに、今後も時代のニーズに応え、新しい技法の習得に励み、事業を進めてまいります。

遠藤嗜癖問題相談室 室長 山本由紀